見どころ
花
約100mの参道には梅の古木が50本程植えてあり、「梅参道」として親しまれています。境内の仏殿脇には夢窓疎石が中国から持ち帰ったと伝えられる「西湖梅」が植えられています。また御衣黄(ぎょいこう)という、緑色の花を咲かせる不思議な桜があります。名の由来は平安時代の貴族の衣装の色である萌黄色に近いからだとされています。開花が進むと徐々にピンク色に変化していきます。このページでは、境内で咲き誇る四季折々の花々を紹介しています。
文化財
清白寺は山梨県に2つしかない建造物の国宝の1つがあります。国宝に指定されている仏殿は仏教建築の主な様式のひとつである唐様(禅宗様)建築の代表的遺構として知られ、仏殿内部に文様彩色と漆塗が施されている建造物は他に例がありません。現存する建造物のうち室町中期までさかのぼるものは極めて少なく、禅宗仏殿の古い様式を伝える一例として価値の高い建造物である点が国宝に指定されました。
歴史
清白寺は、足利尊氏が夢窓疎石(国師)を開山とし、正慶2年(1333)に創立したと伝えられる臨済宗の寺院です。仏殿の建立は、組物に墨書が発見され、応永22年(1415)と判明しました。天和2年(1682)の寺院火災にも災いをまぬがれ貴重な遺構となっています。また伽藍の並びは、総門―放生池―三門(鐘楼門)―仏殿―本堂が一直線に並ぶ、禅宗形式に沿った配置となっています。
その他の見どころ
周辺の観光
山梨県はご存じの通りのフルーツ王国です。春から秋にかけさくらんぼ、桃、ぶどうはもちろんですが、四季折々の果物が名産となっています。また周辺には、自然をまじかに感じられるスポットや温泉施設など観光スポットがたくさん存在します。そんなたくさんのスポットの中から一例をご紹介します。
甲斐百八霊場 14番札所
甲斐百八霊場(かいひゃくはちれいじょう)はテレビ山梨が1980年に開局10周年を記念し、山梨県内の109の寺院を選定し、霊場巡りの霊場としたものです。清白寺は、甲斐百八霊場の14番目の札所となっております。参拝に来られる多くの方が御朱印を拝受されています。
言い伝え
諏訪水、古井戸で長野県の諏訪湖に通じているといわれています。諏訪湖の水位が上がれば古井戸の水位も上がり、諏訪湖の水位が下がれば古井戸の水位も下がるという言い伝えがあります。